雲の向こうに
大きな空を見上げてて
流れる雲を追っていて
私を置いていくようで
私は歩みを速くする
風が後ろから吹いてきて
木々が揺らめきざわめいて
私のことを急かすようで
私は歩みを速くする
日は沈み 辺りは黒に染まり
何もかもわからなくなって
私は行く手を阻まれて
私は歩むのをやめた
いつか世は明け日が昇る
雲はまたせわしく流れる
私はそれを追い続ける
雲の向こうに「何か」があるから
たとえ闇でも光でも
雲の向こうに「何か」があるから
私はそれを追い続ける
それが生きるということだから
戻る