slight snow
顔に当たる風が寒い夜
一人でぼんやり立ち尽くす夜今まではあなたと暖め合ってた
でも今の私の横には闇が広がっているばかり
あなたのあの日の微笑みも
あなたのあの夜の言葉も
私のあの時の胸の高鳴りも
何もかも すべて幻想だったの?
冷たい風は私の心
空から降る雪は涙のようで
木々を彩るイルミネーションが痛くて
私は顔を伏せて泣いた
だけど私は立ち止まらない
泣いても歩き続けてみせる
それがあなたと私の約束
「幸せになろうね」という 二人の約束
あなたとは果たせなかったけれど
私はきっと叶えてみせる
あなたとは違う誰かと一緒に
だから 心配しなくていいよ
闇夜に消えていくだけのあなたに
私が唯一贈ることができる言葉は
「ありがとう」
そして
「私は・・・まだ・・・」
雪が降り続ける寒い夜
私はずっと泣き続けた
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